2010/06/15

Japan 1:0 Cameroon

日本代表 1-0 カメルーン代表
得点:39' 本田圭佑



マトゥイとマティプの融合


日本代表、(自国開催以外での)ワールドカップ初勝利!


日本の勝因として一番大きいのは、岡ちゃんが現実的な選手起用をしてきた事がある。
予選の頃に比べると、GKが川島、右SBの駒野(怪我がなければおそらく今野)、アンカーの阿部、右ワイドに松井、トップの位置に本田。


     本田
 大久保    松井
  遠藤  長谷部
     阿部
長友 田中 中澤 駒野
     川島



キーパーの川島はまあ調子の良さと若さに期待する部分での起用だと思うので、特別大きく戦術なりが変わったわけじゃあない。

サイドバックは右の内田が攻撃力はある代わりに守備面が不安で、一時期調子を崩していたので、そのまま今野、駒野にポジションを獲って代わられた。

中盤の底に阿部を配置したのも守備面を考えてだし、実際彼が入ったことで日本の守備の安定感は大幅に増した。
後に岡田采配が褒められる日が来るなら、ここが最大のキーポイントというかターニングポイントというか、とにかく阿部個人にとっても、日本にとっても理想的な起用法だった。

中盤から前線にかけては、4-2-3-1の頃から様々な組み合わせを変えていって、結局今の4-1-2-3(4-3-2-1)のようなカタチに落ち着いた。

長谷部と遠藤が上がり目と下がり目を兼用して、阿部を含めて時には3ボランチにもなる形の中盤。

トップ下は置かずに、両サイドハーフがワイドに開いて、トップは一人の前線の形。
岡田JAPANでエースと呼ばれていた岡崎の1トップを諦め、キープ力のある本田をFWに起用したのもすごくわかりやすくて現実的な采配だと思う。
今の代表だと1トップをできるのは森本か本田ぐらいのものだし、スピードや裏へ抜ける事の少ない本田を前線に配置したので、両ワイドにはドリブルが得意の大久保と新しくレギュラーに抜擢した松井たちのような選手が適している。

セカンドトップタイプの岡崎に1トップをやらせてるのが最初からおかしかったし、また調子の上がらない俊輔を切って、右サイドに松井を起用したのも納得のいく起用法だと思う。

とにかくワールドカップ本番の為に、強豪に対する守備力アップと、少ない人数で効率よく攻めれる形の前線という2つの改善を岡ちゃんがやった事は評価すべき。
ただこれまで(特にアジア予選)の戦い方は何だったのか?という疑問点というか、不満がないわけじゃあない。
格下相手のボールポゼッション重視のパス(回し)サッカーが日本の形だとファンもマスコミも思っていたわけで、実際内田も俊輔も岡崎もその中で活躍してきた選手。
それらを変えて、現実的で守備的なサッカーをするなら、もう少しその改革に早めに着手すべきだった。
ちょっとでもサッカーを知っている人たちには当然わかっていたことだろうし、ギリギリまで試行錯誤した事で監督への不信感が高まったことや、代表チームに対する国民の期待度が下がってしまった点はマイナスポイント。


カメルーン戦では守備面はそこそこやれていたけど、攻撃面はまあ本田が1ゴール獲れなかったら、いつもどおりの「決定力不足のつまらない試合」に終わってた可能性は高い。
後半の選手交代もまあ勝ってるゲームでの采配にしてはそこそこ良かったけど、トップにキープできる森本もいれば、カウンター向きの玉田もいるし、稲本投入ももうちょっと早くても良かったね。
長谷部OUTにはちょっとびっくりした。
ガンバサポでも普通にヤットを下げていいと思った。


まあカメルーン戦後の結果論ではあるし、日本はかなりツイていた上に、相手がよくなかったから勝ったと言うのが妥当な評価ではあるけどね。
ただどんな勝ち方でも勝利は勝利だし、幸運の女神が微笑んだ方のチームが勝つことはサッカーの試合ではよくある事。
日韓大会以外での、ワールドカップ1勝目という快挙(あえて快挙と言いたい)は素直に喜ぶべきだと思う。

個人的にはワールドカップ・ベスト4の目標は今でも現実的ではないと思ってるし、まずは最低限のノルマである1勝(達成!)と、その先にある決勝トーナメント進出を果たしてくれたら十分だと思っている。

まだオランダ戦もあるし、何より最終戦のデンマークが相当難しい相手だと思う。
オランダに負けても下を向かずにプラン通りだと胸を張って、デンマーク戦で何とか勝ち点1以上をあげれるサッカーを見せて欲しいです。