来年2010年のAFCチャンピオンズリーグのドロー結果。
(西アジア)
グループA
・Al Ahli [アル・アハリ・ジッダ/サウジアラビア]
08-09プレミアリーグ3位
・Al Gharafa [アル・ガラファSC/カタール]
08-09スターズリーグ1位
・Al Jazira [アル・ジャジーラ・クラブ/アラブ首長国連邦]
08-09UAEリーグ2位
・Esteghlal [エステグラル・テヘラン/イラン]
08-09イランリーグ1位
今大会の常連クラブが顔を並べたA組。
サウジのアル・アハリ(アーリ)以外の3チームは2009年に引き続いての出場で、アハリは2年ぶり。
今年のACLではGL4位とまさかの結果だったエステグラルだが、イランの国内リーグで優勝した実績で再びアジアの頂点を目指す。
対抗馬のアハリはサウジ・プレミアリーグ3位ながら南米選手(アルヘン中心)を抱え、なかなかの戦力。
アラ様率いるガラファは今年もまたカタール・スターズリーグで優勝しての出場。アジア勢の中で数少ない"本物"ジュニーニョ・ペルナンブカーノまで獲得してやる気は十分。
UAEのジャジーラは2009年大会に続いて、またエステグラルと同組。他の3クラブに比べると少々力は落ちるか。
グループB
・Zob Ahan [ゾブ・アハン・イスファハン/イラン]
08-09ハズフィ杯優勝
・Al Ittihad [アル・イテハド/サウジアラビア]
08-09プレミアリーグ1位
・Bunyodkor [FCブニョドコル/ウズベキスタン]
2009年ウズベクリーグ1位
・西地区プレーオフ勝者枠
(UAE、シリア、インド)
本命2クラブに久々出場の1クラブ、もう1クラブはプレーオフの結果待ち。
2009年ACLの準優勝クラブで、やっぱり毎年優勝候補に挙げられるイテハドはイラン・プレミアリーグを制しての出場。来年もおそらく強い。
圧倒的な資金力で、その名を旧ロシア圏からアジア全土、最近では欧州でも知られるようになったブニョドコル。ウズベク国内ではもはや敵なしといった感じで、まだまだ上昇していきそうなヤバめのクラブ。もちろん"フェリポン"はACLも本気で狙ってるだろう。
イランのカップ戦王者でACLでは6年ぶりの出場となったゾブ・アハンは未知数。過去にも国内のカップ戦を制して2004年のACLに出場した経験はあるが、この時はGL2位ながら現在とはレギュレーションが異なっていたので敗退。一応前線にブラジル人FWがいるようだが、基本的にはイラン人選手で構成されている地味な顔ぶれのようだ。
グループC
・Al Ain [アル・アイン/アラブ首長国連邦]
08-09プレジデント杯優勝
・Sepahan [セパハンFC/イラン]
08-09イランリーグ4位
・Al Shabab [アル・シャバブ・リヤド/サウジアラビア]
08-09チャンピオンズ杯優勝
・Pakhtakor [FCパフタコール・タシュケント/ウズベキスタン]
2009年ウズベク杯優勝
西アジアのブロックでは、なかなか予想が難しいと思われるC組。
UAEのカップ戦王者のアル・アインは実はACLの第1回大会(2003年)の優勝クラブ。とは言え、当時とは大会のレベルも参加クラブのモチベーションも(もちろん賞金額も)違っているので、あまり参考にはならない。
ACLの常連セパハンはイランのリーグ4位でギリギリ出場と近年あまり元気がない。まあ元々イラン国内でもさほど強いわけじゃないみたいだが。
サウジのカップ戦王者のシャバブは、去年のACLはGL突破したもののラウンド16でイテハドに敗れて16強止まり。
ウズベクの国内カップ戦王者(リーグは2位)でACL常連のパフタコだが、少々落ち目気味なのが気になる。元々はウズベク屈指の強豪で2002年から国内リーグ6連覇と栄華を極めていたのだけど、ブニョドコの資金力の前に段々と差をつけられてしまう。それでも多くの優秀なウズベク選手を抱えている為に、この組での勝ち抜けは大丈夫だろう。ちなみに2009年のACLではイテハドに負けて、ベスト8で敗退。
グループD
・Al Sadd [アル・サッドSC/カタール]
08-09スターズリーグ2位
・Al Ahli [アル・アハリ・ドバイ/アラブ首長国連邦]
08-09UAEリーグ1位
・Sanat Mes Kerman [メス・ケルマンFC/イラン]
08-09イランリーグ3位
・Al Hilal [アル・ヒラル・リヤド/サウジアラビア]
08-09プレミアリーグ2位
D組は他のグループと比べると少々レベルが落ちるか。
カタール・スターズリーグでガラファに次ぐ2位でACL出場を決めたサッドには、ガンバ大阪から移籍したレアンドロに加え、元セレソンのFWアフォンソ・アウヴェス、同じく元セレソンのMFフェリペ・ルーレイロと外国人の顔ぶれだけ見ればアジアでも屈指。ただカタール人選手の質とチーム力を考えると、ベスト8ぐらいまで行ければ御の字ではないだろうか。
昨年に続いてACL出場を決めたUAEの強豪アハリ(結果はGL最下位)。こちらにも元ガンバのバレーたんがいるが、やはり国内リーグのレベルの低さからいって、余り期待はできない。
イランリーグ3位でACL初出場を果たしたメス。ほとんど情報がないのでわからないが、センターラインにそれぞれブラジル人選手を起用しているようだ。
サウジの古豪で大会常連のヒラルはこの組では圧倒的に本命。2009年ACLではパフタコを抑えてGL首位通過するも、ラウンド16で伏兵のウム・サラルにまさかのPK戦負け。ちなみに同組にはアハリ(UAE)がいた。かつてイングランド・プレミアリーグでプレーした李榮杓が在籍。
(東アジア)
グループE
・Seongnam Ilhwa [城南一和天馬/韓国]
2009年Kリーグ・プレーオフ準優勝
・Melbourne Victory [メルボルン・ヴィクトリーFC/オーストラリア]
08-09Aリーグ1位
・Beijing Guoan [北京国安/中国]
2009年スーパーリーグ1位
・Kawasaki Frontale [川崎フロンターレ/日本]
2009年Jリーグ2位
E組は東アジアのブロックの中では日韓中豪揃い踏みで激戦区って事になるかな。
KリーグのプレーオフでACL出場権を得た城南(リーグ戦は4位)。2003年、2004年、2007年と過去、この大会は3度経験済み。韓国人選手はあまり大物がいないが、ロシア帰りのMF李浩や元名古屋の金正友、若手代表GKの鄭成龍あたりが有名か。外国人選手はFWにかつて甲府に在籍したこともあるラドンチッチ、昨季オフにレッズが興味を示していたアデレード・ユナイテッドのDFオグネノフスキ(豪州代表候補→マケドニア代表)などがいる。
メルボルンは今期のAリーグ王者で、2008年以来2年ぶりのACL。当時はGL2位(ガンバが首位)で予選突破できなかった。主力選手はキャプテンで元豪州代表のベテランDFマスカット、スコットランド人MFのブレブナー、豪州代表FWのトンプソンあたり。スピードある選手が多い川崎にとってはやりやすい相手かも知れない。
北京は中国スーパーリーグを制してのACL出場。ACLはこれで3年連続と、中国国内でも強豪として認知され始めた。2008年の大会は鹿島に次ぐGL2位、2009年はGL最下位。ただJリーグ勢との対戦成績は鹿島と1勝1敗、名古屋と2分けと劣ってないので要注意。中国人選手では22歳の若き司令塔の黄博文、元代表DFの徐雲龍、楊璞あたりが有名どころ。外国人選手は豪州代表歴もあるジョエル(元福岡)&ライアンのグリフィス兄弟がいたが、ライアンは帰国、ジョエルもレンタルなので来年も在籍しているかはわからず。あとボスニア人MFのマティチ、カメルーン人DFのポール・モディボなど。
川崎はまあ、ガンバってくださいや。
グループF
・Kashima Antlers [鹿島アントラーズ/日本]
2009年Jリーグ1位
・Jeonbuk Hyundai [全北現代モータース/韓国]
2009年Kリーグ1位
・Persipura Jayapura [ペルシプラ・ジャヤプラ/インドネシア]
08-09スーパーリーガ1位
・Changchun Yatai [長春亜泰/中国]
2009年スーパーリーグ2位
F組にはJ王者とK王者が入ったが、東南アジアのクラブもいる為に多少は楽な組み合わせ。
全北は2004年、2006年、2007年と3度ACLを経験し、2006年には見事優勝している。鹿島と並んでこの組のペースメーカーになるのは間違いない。今年のKリーグで得点王に輝いた李東國がエース。元清水のMF崔兌旭やMF金相植といった元代表選手がいる。外国人選手はエニーニョ、ルイス、ブラジリアのブラジル人アタッカー3人を擁してるが、浦項にレンタル中でACLでも活躍したマケドニア代表の"ステヴォ"を呼び戻すのかどうかは気になる。
インドネシアのスーパーリーガを制してACL初出場を果たしたペルシプラ・ジャヤプラ。うん、まったくわかりません。ブラジル人監督のジャキソン・チアゴに率いられてるらしく、外国人選手にもブラジル人がいるらしい。
中国スーパーリーグで2位となった長春は2008年以来2年ぶりのACL。前回はGL2位で予選敗退。国内選手は中国代表のMF杜震宇、MF張笑非、MF王棟の中盤勢が主力か。外国人選手は元ホンジュラス代表のベテランDFカバレロ、ナイジェリア代表歴もある左MFメルカム、ユーゴ生まれのアゼルバイジャン代表FWスバシッチ。
鹿島はまあ、ガンバってくださいや。
グループG
・Henan Construction [河南建業/中国]
2009年スーパーリーグ3位
・Gamba Osaka [ガンバ大阪/日本]
2009年Jリーグ3位
・Suwon Samsung [水原三星ブルーウイングス/韓国]
2009年FA杯優勝
・東地区プレーオフ勝者枠
(インドネシア、ベトナム、タイ)
G組は本命のガンバと水原に、河南がどこまで喰い込めるか。もうひとつのクラブはプレーオフ待ち(東南アジア)。
河南は中国スーパーリーグ3位に入り、今回がACL初出場。中国人では代表歴のあるGK曾城、DF趙鵬、MF徐洋、FW陸峰あたりが主力か。外国人はポーランド代表で一世を風靡したオリサデベ(ナイジェリア出身)とブラジル人のレアンドロ・ネットのFW陣に、ナイジェリア人DFのオビ・モネケとブラックパワーが怖い。アジア枠で釜山から移籍してきた韓国人MF宋泰林もいる。
韓国のFAカップ優勝で出場権を得た水原は2005年、2009年に続いて3回目のACL。今年の大会では初戦でいきなり鹿島に大勝して日本勢を驚かせたが、結局はGL2位通過。ラウンド16で名古屋に敗れている。韓国代表のベテランGK李雲在、元代表のMF宋鐘國、MF李官雨あたりが有名。外国人選手ではACLでも活躍を見せたブラジル人ストライカーのエドゥが怖かったが、水原を退団したらしい(そろそろ日本上陸?)。他にはサンカエターノからFWチアゴ(元広島)をレンタル中、また日系ブラジル人のサンドロ・ヒロシも在籍している。アジア枠では中国代表の暴れん坊DF李瑋峰がいる。そういえば外国人扱いではないが、在日朝鮮人の安英学(元名古屋)も。
グループH
・Adelaide United [アデレード・ユナイテッド/オーストラリア]
08-09Aリーグ2位
・Shandong Luneng Taishan [山東魯能泰山/中国]
2009年スーパーリーグ4位
・Jリーグ天皇杯優勝枠
(仙台、岐阜、名古屋、新潟、清水、広島)
・Pohang Steelers [浦項スティーラース/韓国]
2009年Kリーグ2位
H組もE組と同じように日韓中豪の4ヶ国が揃う。こちらは日本がまだ決まっていないので予想は難しいが、浦項を軸にJクラブとアデレードが追う展開になりそうだ。
アデレードはオーストラリア勢が参戦可能になった2007年からACLに参加。2007年はGL3位、2008年は準優勝(優勝はガンバ)と2大会を経験している。監督はまだヴィドマー(元広島)が率いている。豪州代表GKガレコヴィッチ、若手DFコーンスウェイト、キャプテンの元豪州代表MFドッドあたりが主力。外国人選手はCBアレモン、左SBカッシオ、FWクリスチアーノのブラジル人トリオが在籍。
中国スーパーリーグ4位の山東は、2005年、2007年、2009年とACL出場していて、次回で4回目。2009年はガンバ、ソウルと同じ組でGL敗退だった。若手選手を育てるのに定評がある強豪クラブ。GK李雷雷や、FW李金羽といった元代表のベテラン選手に、現役中国代表MFの韓鵬、五輪代表のFW呂征といった若手が主力。外国人は元ベネズエラ代表DFシチェーロ、元磐田のジヴコビッチ、セルビアユース代表のムルダコビッチといった2009年大会の面々がすべて退団。現在はレバノン代表のMFアンタル(レッズが一時期興味を示していた)と元市原のブラジル人FWサンドロがいる。
ACL王者の浦項はKリーグ2位で難なく出場権をゲット。これで2008年から3年連続出場と、地味な存在だと思われたが安定感を見せている。キャプテンのDF黄載元、DF金亨鎰、MF崔孝鎭あたりが現役の韓国代表選手。2009年の大会で活躍したMF金在成も代表に選ばれてもいい逸材。
外国人選手はお馴染みのベテランFWデニウソンに、ブラジル人MFバギーニョ、マケドニア代表歴もあるステヴォと攻撃のコマは揃っている。元在日韓国人の岡山一成も在籍。
天皇杯枠は現在勝ち上がっているのが8クラブ。このうち鹿島、川崎、ガンバが優勝した場合はリーグ4位の広島が出場権を獲得。残りの名古屋、清水、新潟、仙台、岐阜の5クラブは元旦決勝まで勝ち上がり、自らの手で出場権を掴まなければならない。可能性としては他力ながら広島の出場が最も濃厚か。2009年大会のリベンジを果たしたい名古屋、第一回大会(2003年)以来の出場となる清水にも可能性はある。今期Jで健闘した新潟、J2王者で来期からJ1で戦う仙台、J2下位ながら天皇杯ベスト8に勝ち残ってる岐阜の3クラブが優勝した場合は、ACL初出場となる。
今年(2009年度)の組み合わせはこちら。
